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大学生の春休みは長い。
2月の後半からから4月上旬まで丸1ヶ月以上春休みなのだ。
これは短期集中バイトをしなくてわっと闇雲に無料のバイト情報誌を読み漁り
よさそうなモノを探す。 昔からわたしはケーキ屋かパン屋でバイトをしてみたかった。 誰もが抱く余ったケーキやパンをGETという下心が満々だった。 パン屋は短期は雇ってないみたいなので、ケーキ屋で始める ことにした。製造部門で人手が足りないようなので そちらに回ることに。ケーキ屋さんというとファンシーなイメージが あったのだが、それは販売とデコレーション部門だったのだ。 人手が足りない=人気がない=ハード。この方程式が解けなかったあさはかなワタシ… そこのケーキ屋は県下に支店をいくつか持つチェーン店なのだが、 製造は一括して行われていた。 チェーン店なのにほとんどすべて手作りだった。 生地をこねたりするのだけ機械を使い、後は全部手作業。 小学生の頃社会見学で見たベルトコンベアーを思い浮かべていたが、 実態はは個人のお店となんら変わりはなかった。 クッキーを絞ったり、型に油を塗ったり、焼きあがったスポンジをオーブンから 出したり、とほとんどすべてが手作業。 けっこう楽しくはあるのだがクッキーを絞るにはけっこう握力がいるし、 オーブンは熱いし、油まみれになるし、鉄板は重いしと なかなかの重労働。 元々菓子作りとは無縁な性格だったが、 このバイトをしてから菓子は買うに限るなと実感した。 正社員は3人しかいなくてあとは全部パートの人だった。 人手が足りないので、正社員の人は毎日朝早くから夜遅くまで やっていて、以前無理がたたって倒れた人もいるという。 ファンシーなウラではこんな世界があったのか。 今までその甘いマスクに惑わされていたよ。 しかも売れ残りや失敗したケーキについてはすべて廃棄処分で もらえないのだ。これは悲しかった。これが目当てだというのに・・! いつもわたしは子供の頃からの憧れや下心でバイト先を決めるので、 そのピュアな心が打ち砕かれると、現実に返されるようでさみしさを覚える。 食べ物関係(とくに製造)でバイトをすると、そこの店で今後買う気がなくなる。 なんとなく自分で作った物を買う気にはなれない。もちろん家で作れるわけじゃないんだけど、なんとなくね。 最初から短期と決めていたので途中で辞めると言わなくていいのがに非常に気楽だった。 バイトって慣れるまでは大変なのだけれど、 慣れるとそれ以上上に行くことも下に行くこともないので、マンネリしてしまう からなあ。 |