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旦那はカレーが好きだ。日本の家で食卓に上る普通のカレーが。
だいたいわたしの感覚からすると、カレーは月に1回くらいなのだけれど、
旦那は毎週食べたいほどカレーが好きらしい。
カレーが好きな人は多いと思うけれど、皆そんなに頻繁に食べているんだろうか。 わたしはカレーは家で作って食べるという観念があり、外ではカレー屋以外で 食べることは滅多にないのだけれど、旦那は外でもカレーを頼む。 たとえ前日に家でカレーを食べていようとも。 (ちなみに我が家は食べる前日に作り一晩寝かせ、残りを次の日にカレーうどんかカレーピラフ にして鍋をきれいにして食べ終わるのが定番。) ところでみなさん、カレーパンは好きですか? わたしは嫌いではないけれど、あえて買ってまで食べようとは思わない。 カレーは日本のお米で食べる物なので(カレーうどんはまた別) パンと一緒に食べるという習慣がない。 一方旦那は邪道王なのでなんでもあり。 たまにカレーをつけてフランスパンや食パンを食べている。 そういえばわたしも過去に一度だけ カレーとパンを一緒に食べたことがあった。 思い起こせばそれは悲しく、むなしく、 くだらない怒りが込み上げてくるものだった…。 わたしが高校生の頃、部活で帰りが少し遅くなったときがあった。 帰宅して玄関のドアを開けるとおなじみの香りがする。 すぐに今夜の夕飯はカレーだと分かった。 着替えてキッチンに行くともう皆は食べ終えたようだった。 お腹もペコペコでカレーを温めて、さあ食べようと炊飯器の 蓋を開ける… と、次の瞬間わたしは愕然とする。 ご、ごはんがない!! いや、正確に言えばあるのだけれど、小さい子供茶碗に半分くらいの量しか ない。それなのに5.5合炊きの炊飯器は保温になっている。 入っているごはんの量が少ないのでごはんの外側がパリパリになり、 光熱費がもったいないどころか、空焚きになって危険ではないか! …いや、そうじゃなくて。 どうしてごはんが残ってないのさ。 カレーはあってもごはんがなければどうするのさ。 犯人は兄なのだ。いつもカレーの時は多めにごはんを用意するのだけれど、 その日はわたしの帰りが遅かったため、自分が食べたい分だけ食べてしまったのだ。 一応全部食べてはいけないと思っていたのか、 少しでも残っていればいいと思っていたのか、 カレーなのに子供茶碗に半分というごはんの量。 怒りと言うか情けないというかそんな感情が私の中に膨れ上がった。 後者の方が勝り、仕方なく朝食用の食パンにカレーをつけて食べた。 食べながら、兄とは縁を切ろうと心に誓った。 そしてそれ以来兄とは必要最低限の会話しかせず、 高校を出て一人暮らしを始めた後は、1、2回しか会ったこともない。 今も兄がどうしているのか知らないし、 連絡を取り合うこともない。
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