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高校生のとき、お正月の郵便局の臨時バイトをしたことがある。
通っていた高校では通常バイトは禁止なのだが、
正月の郵便局のバイトだけは許されていた。
文部省のなせるワザか? 当時配達は男の子専門だったので、女子(古い響きだ…)は 郵便局内で年賀状の分け業務に携わる。 年賀状の束を住所別に仕分けていくのだ。 慣れてくると人の名前を覚えてきて作業がグッと早くなってくる。 自給なのだからどれだけ急いでやろうが儲けは変わらないのだが、 ある種ゲームのごとくどこまで早くこなせるかということに 情熱を燃やさずにはいられない自分がいた。 他の高校生バイトの人を見ると、わたしのように ひたすら情熱をかたむけてわき目もふらず止められない止らない状態の人あれば、 のんびりマイペースでやる人あり。(でも注意されることはないのよ) 局員の人は毎日のことなので当然マイペースだが、 早い。ハガキの仕分け一つにも長年のキャリアを感じる。 バイトは単調で黙々と作業するのでつまらないと言えばつまらないけれど、 座っていられるし、局員の人達は親切だし、 たまにどこからともなくサンドイッチなどの差し入れが入ることもあった。 今思うと一体どこからなのだろうか?町ぐるみなのか? しかも3時のおやつにサンドイッチというところが どうにもこうにも学校と役所の影をちらつかせている。 自給は630円と安かったけれど、室内で座ってできるというのは 体にやさしい。 仕事も簡単で慣れるのも早い。でもものすごく時間が過ぎるのが遅く感じる。 けっこうやったなーと思い時計を見るとまだ15分しか経っていないという ことが多いので、あえて時計は見ないようにしていた。 冬休み中の期間限定のバイトなので半月ほどで終わったが、 あまりに単調な作業なので少し張り合いに欠け、来年もうはいいかな、と思い 再びやることはなかった。 |